はじめに

同棲カップルの電気代は、1ヶ月あたり平均約1万〜1万2,000円です。暖房を使う1〜3月は1万3,000円を超える月も珍しくありません。
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これから同棲を始めるにあたって、電気代を月いくらで見込めばいいか知りたい方は多いはずです。もちろん、始めてみて「一人暮らしのころの2倍近い」と請求書に驚いた方もいるでしょう。電気代は二人の生活スタイルがそのまま金額に出る費目なので、先に目安を知っておくと生活費の計画も分担の話し合いもスムーズになります。この記事では、同棲の電気代の1ヶ月の平均額と季節・在宅スタイル別の目安、平均より高くなる原因、二人でできる節約術、そしてもめない折半の決め方まで解説します。「エアコンつけっぱなし論争」に決着をつける伝え方の会話例も用意しました。
同棲の電気代、1ヶ月の平均はいくら?

総務省の家計調査(二人世帯)をもとにすると、同棲・二人暮らしの電気代は1ヶ月あたり約1万〜1万2,000円が目安です。2025年の平均では月1万2,000円前後という集計もあり、一人暮らしの平均(6,000〜7,000円前後)と比べると1.7倍ほどになります。二人になっても単純に2倍にはならないのは、エアコンや冷蔵庫、照明を共有できるからです。
季節でどれくらい変わるのか
電気代は1年を通して一定ではありません。冷暖房の使用量に引っ張られて、季節でおおよそ次のように動きます。
| 時期 | 1ヶ月の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1〜3月(冬の請求分) | 約13,000円前後 | 年間で最も高い。暖房と給湯で跳ね上がる |
| 4〜6月 | 約9,000〜11,000円 | 冷暖房を使わない期間があり、年間で最も安くなりやすい |
| 7〜9月(夏の請求分) | 約10,000〜13,000円 | 冷房で上がるが、暖房ほどではない年が多い |
| 10〜12月 | 約10,000〜12,000円 | 秋は落ち着き、12月から暖房で上がり始める |
つまり、冬に1万3,000円台の請求が来ても平均の範囲内です。逆に、初夏なのに1万3,000円を超えているなら、使い方か契約プランのどちらかに見直す余地があります。なお、これらの金額は調査年や電気料金の改定で変わるため、あくまで比較のものさしとして使ってください。
在宅スタイル別のシミュレーション早見表
平均額よりも実態に近いのは、二人の在宅時間から見た目安です。編集部で季節別の平均データをもとに、在宅スタイル別の1ヶ月の電気代を試算しました。
| 二人の在宅スタイル | 春・秋 | 夏 | 冬 |
|---|---|---|---|
| 共働きで日中は二人とも不在 | 8,000〜10,000円 | 9,000〜12,000円 | 11,000〜14,000円 |
| 片方が在宅ワーク | 10,000〜13,000円 | 12,000〜15,000円 | 14,000〜18,000円 |
| 二人とも在宅時間が長い | 12,000〜15,000円 | 14,000〜18,000円 | 16,000〜21,000円 |
在宅ワークが1人いるだけで、日中の冷暖房とパソコン・照明のぶん月2,000〜4,000円は上がります。「平均より高い=無駄づかい」ではなく、まず自分たちの在宅スタイルの行に照らして判断するのが正確です。これから同棲を始める方は、予定している在宅スタイルの行をそのまま毎月の予算に組み込んでおくと、初月の請求で慌てずに済みます。
地域と住まいでも差が出る
北海道・東北・北陸など冬の寒さが厳しい地域は、暖房負荷が大きいぶん全国平均より高くなります。また、同じ地域でも木造か鉄筋か、窓の断熱性能、部屋の広さで冷暖房の効きが変わり、金額に響きます。引越しできる要素ではないので、地域差のぶんは「そういうもの」と割り切り、比較対象は全国平均ではなく前年同月の自分たちの請求額に置くのが現実的です。
電気代が平均より高くなる3つの原因

平均額とかけ離れて高い場合、原因はだいたい次の3つに絞られます。
二人の生活時間がズレている
同棲の電気代が想定より膨らむ一番の理由は、生活時間のズレです。朝型と夜型のカップルだと、片方が寝たあとも照明・テレビ・エアコンが動き続け、実質「一人暮らし2軒分」の使い方になります。夜勤やシフト勤務でズレが固定されている場合は、そもそも平均より高くなるのが自然なので、節約よりも後述の分担ルールで調整するほうが揉めません。
エアコンの運用が二人で揃っていない
「つけっぱなし派」と「こまめに消す派」が同居すると、設定の押し付け合いが起きるうえに電気代も安定しません。エアコンは起動時に最も電力を使うため、30分程度の外出ならつけっぱなしのほうが安いことが多い一方、数時間の外出で放置すれば当然無駄になります。どちらが正しいかではなく、「30分以内の外出なら消さない」「設定温度は冷房26度・暖房22度」のように二人の運用を一つに決めることが、節約とケンカ防止の両方に効きます。
家電と契約が古いまま
10年以上前の冷蔵庫やエアコンは、最新機種と比べて消費電力が大きく、買い替えで年間数千〜1万円以上変わることがあります。また、一人暮らし時代の契約アンペアや料金プランをそのまま引き継いでいると、二人の使用量に合っていないことがあります。使い方を変える節約は毎日の努力が要りますが、家電と契約の見直しは一度やれば効き続けるのが強みです。
二人でできる電気代の節約術

節約は「我慢する順」ではなく「効果が大きくて我慢が要らない順」にやるのが続くコツです。
まず契約の見直しから手をつける
最も労力対効果が高いのは電力会社・プランの見直しです。切り替えはWebで完結し、工事も立ち会いも不要で、暮らしは何も変わりません。二人暮らしは使用量が多いぶん、単価の差がそのまま金額差になります。
たとえば使用量が増えた同棲世帯では、段階制料金の高い単価帯に入りやすくなります。アルカナエナジーは基本料金0円・単価一律で、使った分だけ支払うシンプルな料金体系です。段階制の悩みがそもそも発生せず、アンペア選びで迷う必要もないため、アルカナエナジーの料金プランを見てみると、二人暮らしの使用量で支払いがどう変わるかを確かめやすいはずです。
一方で、「同棲がいつまで続くかわからないのに契約を増やしたくない」という不安もあるはずです。オクトパスエナジーなら解約金も契約縛りもなく、引越しや同棲解消のときにも身軽なままです。使用量をアプリでリアルタイムに確認できるので、後述する「どっちが使ってる問題」の材料にもなります。切り替えを迷っているなら、まずオクトパスエナジーの料金プランをチェックして、今の請求額と見比べてみてください。
冷暖房の「二人ルール」を決める
電気代の3〜4割は冷暖房です。設定温度と運用を二人で決めてしまえば、日々の攻防がなくなります。あわせて、サーキュレーターの併用、フィルター掃除を月1回にする、冬はカーテンを厚手にするといった定番の工夫は、どれも我慢ゼロで効きます。リビングに二人で集まる時間を意識的に増やすのも、部屋ごとの冷暖房を減らせるので実は有効です。
家電の使い方を少しだけ変える
冷蔵庫は壁から数センチ離して詰め込みすぎない、洗濯はまとめ回しにする、テレビの画面を明るすぎない設定にする。この程度の変更でも積み重なれば月数百円は変わります。なお、食費や日用品も含めた生活費全体の節約バランスは同棲の食費の目安と節約のコツで詳しく解説しています。電気代だけを追い込むより、食費と合わせて見たほうが効果は大きくなります。
電気代の折半・分担はどう決める?

金額を下げる話と同じくらい大事なのが、「誰がいくら払うか」です。
基本は生活費とまとめて折半でよい
電気代だけを単独で割り勘にすると、毎月の金額変動のたびに精算が発生して面倒です。家賃・水道光熱費・食費をまとめて「共通の生活費」として扱い、二人の取り決めた比率で出し合うのがシンプルで長続きします。生活費全体の平均額や分担パターンは同棲の生活費・折半の決め方にまとめているので、枠組みから決めたい方はそちらを先に読んでください。共同口座やアプリで支払いを一本化する仕組みは同棲のお金の管理方法が参考になります。
「どっちが使ってる問題」はデータで話す
在宅時間に大きな差があると、「私のほうが使ってないのに折半は不公平」という不満が出ます。これは感覚で言い合うと必ずこじれるので、請求額と在宅状況という事実ベースで話すのがコツです。伝え方の例を比べてみてください。
| 言い方の例 | 相手の受け取り方 | |
|---|---|---|
| 悪い例 | 「なんでこんなに電気代高いの?ずっと家にいるからでしょ」 | 責められたと感じて防御的になり、使用量の話ができなくなる |
| 良い例 | 「先月1万6,000円で平均より高めだったよ。在宅の日が多い月は分担率を変えるか、日中の設定温度を決めない?」 | 金額という事実と提案がセットなので、責めではなく相談として聞ける |
ポイントは、人ではなく金額を主語にすることと、代替案を添えることです。在宅ワークで片方の使用量が明らかに多いなら、「電気代だけ6:4にする」「在宅側が請求書の管理を担当する」のように、金額か役割で調整すると納得感が出ます。
例外ルールを先に決めておく
「実家に長く帰省した月はどうする?」「友人を泊めた月は?」といった例外は、起きてから話すと気まずくなります。おすすめは「1週間以上家を空けたら、その月の光熱費は在宅側が6割」のように、しきい値を先に数字で決めておくことです。ルール化しておけば、その都度の交渉自体がなくなります。
よくある質問

- 冬の電気代が2万円を超えました。高すぎますか?
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在宅時間が長いカップルや寒冷地では、冬に2万円前後まで上がることはあり得ます。ただし共働きで日中不在なのに2万円を超えるなら、暖房の設定温度・古い家電・契約プランのどれかに原因がある可能性が高いです。まず前年や先月との差分を確認し、心当たりがなければ契約の見直しから手をつけてください。
- オール電化だと平均はどれくらいですか?
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オール電化はガス代がかからないぶん電気代が高く出て、二人暮らしで月1万5,000〜2万円前後が目安です。ガス代と合算した光熱費トータルで比べないと高いかどうか判断できないので、「電気代の平均1万2,000円」と直接比べないよう注意してください。
- 同棲を始めた最初の月だけ電気代が高いのはなぜですか?
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引越し直後は、冷蔵庫の初回冷却、エアコンの試運転、掃除や荷解きでの長時間在宅など、一時的に使用量が増える要因が重なります。日割り計算の関係で請求期間がズレていることもあります。2〜3ヶ月分の請求を見てから、自分たちの「平常運転の金額」を判断しましょう。
まとめ
同棲の電気代は1ヶ月平均約1万〜1万2,000円で、冬は1万3,000円台まで上がるのが普通です。大事なのは、全国平均そのものより「自分たちの在宅スタイルでの目安」と比べることと、高いと感じたら我慢の節約より先に、一度やれば効き続ける契約の見直しに手をつけることです。そして金額と同じくらい、折半のルールと伝え方が同棲生活の満足度を左右します。今月の請求書を二人で眺めながら、この記事の早見表と会話例を材料に、自分たちの「電気代ルール」を決めてみてください。


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