2人の将来 公開 2026.10.02 読むのに約9分

同棲で別れる確率は?調査データで見る結婚できるカップルとの違い

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同棲で別れる確率は?調査データで見る結婚できるカップルとの違い
目次

はじめに

はじめに

同棲で別れる確率を示す公的な統計はなく、民間調査では16.5%〜42%と幅があります。裏を返せば、半数以上のカップルは同棲後も関係が続いています。「同棲すると別れるって聞くけど、本当?」と、これから同棲を考えている方ほど気になる数字だと思います。すでに一緒に暮らしていて「うちは大丈夫かな」と不安になっている方にも、判断材料になるはずです。

この記事では、同棲後の別れと結婚に関する調査データを出典つきで整理し、数字の読み方の注意点、別れるカップルに多い理由、結婚に進むカップルとの違いを解説します。後半には、いまの二人がどちらに向かっているかを確かめられる自己チェック表も用意しました。

同棲で別れる確率は?調査データで見る実態

同棲で別れる確率は?調査データで見る実態

「同棲した人のうち何割が別れたか」を正面から集計した公的な統計は、現時点で見当たりません。参考になるのは民間のアンケート調査で、調査対象や聞き方によって数字が大きく変わります。

民間調査では16.5%〜42%

マイナビウーマンが2023年に公開した20〜39歳の男女200人へのアンケートでは、同棲後に別れた人は42%でした。一方、女性向けWebメディア4MEEEが2022年3月に20〜40代の男女398名に行った調査では、同棲後に「結婚した」が63.9%、「結婚をせず、同棲も解消した」が16.5%という結果です。

二つの調査を並べると、同棲後に別れる人は2割弱から4割程度と見ておくのが現実的です。どちらの調査でも、同棲後に別れていない人のほうが多数派です。

調査対象・時期結果
マイナビウーマン20〜39歳の男女200人(2023年公開)同棲後に別れた:42%
4MEEE20〜40代の男女398名(2022年3月)結婚した:63.9%/結婚せず同棲も解消:16.5%
アニヴェルセル総研20〜39歳の未婚・既婚男女416名(2024年3〜4月)同棲経験のある既婚者のうち同棲相手と結婚:94.7%

「同棲相手との結婚率95%」の数字は読み方に注意

アニヴェルセル総研の調査では、結婚前に同棲したことがある既婚者の94.7%が、同棲した相手と結婚していました。この数字だけを見ると「同棲すればほぼ結婚できる」と感じますが、回答者は既婚者です。同棲して別れ、その後まだ独身でいる人は集計に入っていません。

つまりこの数字が示すのは、結婚した人の多くは同棲相手と結婚しているということで、同棲した人の95%が結婚できるという意味ではありません。調査の数字を見るときは、誰に聞いた結果なのかを確認する習慣をつけておくと、不安をあおる情報にも楽観的すぎる情報にも振り回されずに済みます。

公的データで分かるのは「同棲経験の広がり」

国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査(2021年)では、18〜34歳の未婚者のうち、同棲経験がある(過去にある・現在している)人は男性6.4%、女性8.2%でした。20代後半では男性10.9%、女性12.9%、女性は30代前半で15.7%まで上がっています。

未婚者の中にも同棲経験者が一定数いるということは、結婚に至らなかった同棲や、同棲を続けている途中のカップルが珍しくないことを示しています。ただし、この調査からも「別れる確率」そのものは計算できません。確率の数字を探すより、別れる理由と結婚に進む条件を知るほうが、二人の行動には役立ちます。

同棲で別れるカップルに多い理由

同棲で別れるカップルに多い理由

マイナビウーマンの調査で挙がった別れの理由は、性格の不一致、価値観の違い、生活スタイルの違い、家事分担、結婚のイメージが湧かなかった、マンネリ化などでした。ここでは同棲ならではの理由を三つに絞って見ていきます。

生活リズムと家事の不満が積み重なる

起床や就寝の時間、食事のタイミング、休日の過ごし方がずれていると、同じ家にいてもすれ違いが増えます。そこに「自分ばかり家事をしている」という不公平感が重なると、小さな不満が毎日少しずつ積もっていきます。

厄介なのは、一つひとつが言うほどのことでもないと感じて我慢してしまう点です。我慢が限界を超えたときには、洗い物一つで大ゲンカになり、相手からすると「急に怒り出した」ように見えます。

お金の感覚のズレが表に出る

別々に暮らしていたころは見えなかった、お金の使い方が同棲で丸見えになります。貯金をしたい側と今を楽しみたい側、生活費を折半したい側と収入比で分けたい側など、ズレの種類はさまざまです。

お金の話は切り出しにくいため、話し合わないまま片方が多く払い続けるケースもあります。その不満は「この人と結婚して大丈夫か」という疑問に直結するため、別れの決定打になりやすい理由です。

同棲のゴールを話していない

「一緒にいたいから」という理由だけで始めた同棲は、心地よい反面、次の段階に進むきっかけがありません。片方は結婚の準備のつもり、もう片方は恋愛の延長のつもりというズレがあると、時間がたつほど温度差が広がります。

調査で挙がった「結婚のイメージが湧かなかった」「マンネリ化した」という理由は、このゴールの不在から生まれることが多いものです。同棲そのものが悪いのではなく、目的を共有しないまま暮らしが続くことが別れにつながります。

結婚に進むカップルと別れるカップルの違い

結婚に進むカップルと別れるカップルの違い

同じように同棲を始めても、結婚に進むカップルと別れるカップルがいます。違いは相性の良し悪しより、仕組みと話し合いの有無に表れます。

同棲を始める前に目的と期限を話している

結婚に進むカップルは、同棲を始める前に「結婚を前提にするのか」「いつごろまでに判断するのか」を言葉にしています。4MEEEの調査で、同棲後に結婚した101人に同棲期間を聞いたところ、半年以内に結婚を決めた人が35.6%で最も多い結果でした。

最初から結婚を視野に入れているカップルは、同棲を「確認の期間」として使い、確認が済んだら次に進みます。結婚前提で同棲するときのタイミングの考え方は、結婚前提の同棲と結婚のタイミングで詳しく解説しています。

お金と家事を「仕組み」で回している

長続きするカップルは、お金や家事を気分や善意に任せていません。生活費の負担割合、共通の支払い方法、家事の担当を最初に決めておき、不満が出たら仕組みのほうを直します。

仕組みがあると、ケンカが「あなたが悪い」ではなく「ルールを変えよう」という話し合いになります。お互いの本音を書き出して比べる価値観すり合わせシートを使うと、話しにくいお金や家事の話題も切り出しやすくなります。

不満を小さいうちに出している

別れるカップルは我慢をため込み、限界で一気に爆発させがちです。結婚に進むカップルは、不満を小さいうちに口にし、ケンカをしても仲直りの手順を持っています。

ケンカの回数が多いか少ないかより、ケンカのあとに話し合いで着地できているかどうかが分かれ目です。言い方や仲直りのコツは同棲のケンカと仲直りのコツを参考にしてください。

自己チェック表:いまの二人はどちらに向かっている?

自己チェック表:いまの二人はどちらに向かっている?

二人の今の状態に近いほうを選んでみてください。同棲前の方は「同棲を始めたらこうなりそうか」で考えても構いません。二人で別々にチェックして見せ合うと、認識のズレも見えてきます。

項目別れに向かいやすい状態結婚に進みやすい状態
同棲の目的なんとなく、家賃が浮くから結婚前の確認など、二人で目的を言葉にしている
期限・見通し結婚の話題を避けている「○年後には判断する」など目安を共有している
お金負担割合があいまいで、どちらかが不満を抱えている負担割合と支払い方法を決め、見直しもしている
家事気づいた人がやる状態で、偏りがある担当を決め、忙しい時期は柔軟に調整している
不満の伝え方我慢して、たまに爆発する小さいうちに伝え、話し合いで着地できる
一人の時間一緒にいるのが義務になっている一人の時間を当たり前に確保できている
生活リズムすれ違いが多く、会話が減っているずれはあっても、一緒に過ごす時間を決めている
将来の話片方だけが結婚の話をしている二人とも将来の暮らしを具体的に話せる

「別れに向かいやすい状態」が3つ以上ある場合は、関係が冷めているというより、話し合いが足りていないサインです。当てはまった項目から一つずつ話題にしてみてください。目的と期限の二つがそろっていないなら、そこが最優先です。同棲そのものが二人に合うかを確かめたい方は、同棲した方がいいカップルの特徴にある準備度診断もあわせて試してみてください。

別れる確率を下げるために二人でできること

別れる確率を下げるために二人でできること

確率の数字は変えられませんが、二人の行動は変えられます。同棲前、同棲中、別れがよぎったときの三つの場面に分けて、できることを整理します。

同棲前:目的・期限・お金を話しておく

同棲を始める前に最低限話しておきたいのは、同棲の目的と結婚についての考え、そして生活費の分け方です。全部を完璧に決める必要はなく、「今の時点ではこう考えている」をお互いに知っておくだけで、同棲後のズレは小さくなります。

期限については「2年たったら結婚するか話し合う」のように、結論ではなく話し合う時期を決める形でも十分です。

同棲中:月に一度、暮らしを見直す時間をつくる

同棲が始まったら、月に一度くらいのペースで家計や家事分担を見直す時間を持つのがおすすめです。家計簿を一緒に見る、家事の担当表を更新するなど、話すきっかけになる材料があると気まずくなりません。

結婚を具体的に考え始めたら、式場探しを情報収集から始めてみるのも一つの方法です。ハナユメで結婚式場探しを始めると、複数の式場を同じ条件で比べられ、アドバイザーへの相談も無料です。結婚が「いつか」の話から予定に変わると、同棲がズルズル続く状態を防げます。

別れがよぎったら:冷却期間と話し合いの場を分ける

別れを考え始めたときは、感情が高ぶった場で結論を出さないことが大切です。数日から1週間ほど冷却期間を置き、そのあと改めて「何が一番つらいのか」を話し合う場をつくります。

話し合っても関係が戻らないと判断した場合は、住まいやお金の整理が必要になります。同棲の解消は契約や精算が絡むため、同棲解消の進め方で手順を把握しておくと、揉めずに次の生活へ移れます。

よくある質問

よくある質問
付き合ってすぐに同棲すると、別れる確率は上がりますか?

交際期間と同棲後の別れの関係を示す信頼できる統計は見当たりません。交際期間の長さより、同棲前にお金や将来の話をしたかどうかのほうが影響は大きいと考えてください。交際が短い場合は、同棲前に話し合う項目を意識的に増やすと安心です。

同棲期間が長いと、結婚せずに別れやすいですか?

期間そのものより、目的や期限がないまま続いていることが問題です。4MEEEの調査では、同棲後に結婚した人のうち半年以内に結婚を決めた人が35.6%で最も多くなっていました。長く同棲しているなら、今後について話す時期を決めることから始めてください。

同棲をやめて別々に暮らせば、関係は戻りますか?

距離を置くことで関係が落ち着くカップルもいます。ただし、同棲中に出た不満の原因を話し合わないまま別居に戻ると、また同じ問題が起きます。別居は冷却のための手段と考え、話し合いとセットで使うのがおすすめです。

同棲して別れたら、お金や家具はどうなりますか?

賃貸の契約名義や初期費用の負担、家具家電の購入者によって扱いが変わります。同棲を始める時点で、誰がどれを払ったかを記録しておくと、万一のときも精算がスムーズです。

まとめ

同棲で別れる確率は、民間調査で16.5%〜42%と幅があり、公的な統計はありません。「結婚率95%」といった数字も、既婚者だけに聞いた結果であることが多いため、数字の出どころを確かめて受け止めることが大切です。

別れるカップルに多いのは、生活リズムや家事の不満、お金の感覚のズレ、同棲のゴールを話していないことです。結婚に進むカップルは、同棲前に目的と期限を話し、お金と家事を仕組みで回し、不満を小さいうちに伝えています。

まずは自己チェック表を二人で見せ合い、「別れに向かいやすい状態」に当てはまった項目を一つだけ話題にしてみてください。確率を心配するより、その一つの話し合いのほうが、二人の未来を確実に変えてくれます。

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この記事を書いた人

同棲の「準備・お金・家事・関係性・将来」のリアルな悩みにこたえる編集チームです。同棲経験者を中心に、公的データや一次情報を確認しながら、実際に役立つ情報だけを検証して発信しています。

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